カテゴリ:6年生
【カラフルSTAR】「反論」よりも「共感」を信じる。
小学校生活最後の物語単元。
「海の命」。
カラフルSTARは、登場人物の生き方をもとに、最後のテーマについて考えました。
「太一はおとうを超えたか」
今日はそれぞれ「個の読み」をもとに、ブックトークをしました。
そのときに封じた言葉があります。
「でも・・・」
「けど・・・」
そう、反論です。
反論は悪いことではありません。むしろ、合意形成などの際や、よりよい考えやアイデアを構築していく際に、欠かせない営みとなるでしょう。
しかし、「あえて」今回はそれを封じました。
ただ単に、流れに身をまかせ、友だちの「読み方」「考え方」「叙述の注目の仕方」を受け入れる。
そして、自分の考えを広げ、深める。
「反論」も大切。でも、それ以上に大切なのは、それ以上にこれからの時代に大切なのは、
「共感」であることを信じています。
「何としても、わかってあげたい」
このマインドです。
カラフルSTARの学びの物語より
今回は、海の命を読んで太一はおとうを超えることができたのかということについて、自分の考えを広げて、深めることができた。自分は、おとうを超えることはできなかったと思う。この授業を通して超えていないと思う理由が 3つできた。
1 つ目は、文章の中で「この魚をとらなければ、本当の一人前の漁師になれないのだと泣きそうになりながら思う」と太一は思っていたのに、「おとう、ここにおられたのですか。また会いに来ますから」と言ってクエと戦わなかったから超えられていないと思った。
2 つ目は、最初におとうを倒したというクエは緑色の目をしたクエだったのに、太一と戦ったクエは青い宝石のような色となっていた。だからおとうを倒したクエと太一が出会ったクエは全く違うクエなのかなと思った。何も関係のないのに「また会いに来ますから」というのはちょっとおかしいなと思ったからだ。
3 つ目は、憧れについてだ。「ここにおられたのですか」と言った後に、「太一は瀬の主を殺さないで済んだ」と書いてあったことから、太一はあのクエを倒せる実力がついていたのではないかと思った。クエを倒すことで、憧れていたおとうを超えてしまい、目標がなくなるからあえて殺さないという選択を選
んだんだなと思った。今回は、太一はおとうを超えることができたのか自分なりの意見を出すことができた。自分の意見が広がったり深めたりすることができた。意見を否定するのではなく、「なるほど」と納得することの大切さに気づけるような単元だった。
~前略~それに、父は大きな岩みたいなクエを絶対捕まえようっていう欲に負けて太一と母のもとに帰らぬ人になってしまったけど、太一は、途中父と同じような道にいきそうになっていたけど、欲に負けず、父のようにならず、帰ってくると信じている母のもとにちゃんと帰ったというところも、父を超えた瞬
間なんじゃないかって思った。
~前略~○○さんの「父の海」って途中言っていたから、太一のことを歓迎していたんじゃないかっていう意見も、そこに注目したんだなって思った。そこは通り過ぎていたし、読んでも気づかなかったから、気づけた○○さんは気づけてすごいなって思いました。
私は超えていないグループの、太一は巨大なクエに戦いを挑んでいないというところからすでに負けているという意見や、はじめに「おとうと一緒に海に出る」というところからおとうを超えようとしていないという意見が面白いな、と思いました。さらに、後半話しているときに、おとうを殺したクエは緑
の目をしていたけれど、太一が見つけたクエは青い目をしていたというところもなにかの意味があるのではないかということも少し話しました。このような小さな違いからも話し合うことができると知ったので、これからは小さな違いでも見落とさないようにしていきたいです。
僕の考え方と人の考え方は違うので、とても面白いし納得すると自分の意見が変わるようで変わらないこの複雑な気持ちが面白いです。友だちは、自分にないものを与えてくれるので意見の幅が広がった良い時間だったと思います。六年間で最後の国語だったんだなと思うと寂しいけど、前を向いて頑張っていきたいです。
公開日:2026年03月08日 15:00:00
更新日:2026年03月09日 08:31:47